【聖剣士の敗北・序】


「 ぬゥううううンンっっ!!!」
がキィいいいィーーーーーーーーーーーンン!!!!
ブンっ! がきィ!! ガキ! カキィいいーーーーーーーーーーーンンっっ!!!!

身の丈2メートルを超す巨大魔の黒剣が、凄まじい唸りをあげて連続で振り下される!!
見るからに恐ろしい膂力を誇る魔物の剣は、実際当たった場所を壁と言わず柱と言わず辺り構わず破壊し、ブチ折り、微塵に砕き飛ばしている。

……それは ある種、異様な光景だった。無惨に破壊された石壁や床が示す通り尋常でない威力を秘めた連撃を
魔物の半分ほどの背丈しかない少女が真っ向から全て受け止めているのだ!!

少女の構える細剣は薄く輝きを放ち、横一文字に薙ぎ払われた巨大な黒妖剣を苦も無く正面から止め弾く。
どう見ても巨人の数分の一しか体重の無さそうな少女が、空気ごと巻き込むような苛烈な斬撃を悠々と受けている。
剣の打ち合わさる音から凄まじい衝撃が発生している事は疑い無い。
…いや、そもそもあれほどの勢いで柱ほどもある大剣で殴られたら、あんな細身の剣が耐え切れるハズはないのだ。

止まらない斬撃がさらに加速し、回転を速める。
動き回る二人に合わせて壁や柱が巻き込まれるが、風車のような妖魔の剣戟の前には薄紙一枚ほどの障壁にも為り得ていなかった。
それほどの破壊力を伴った連撃が、たった一本の細身剣に受け止められその目的を果たせないでいるのだ。
周囲の建造物を大破させながらの奇跡の応酬はいつ止むとも知れず 延々と続いた……


ぶン!ブン!ぶゥううン!!

「クソッ!!小賢しいわァあアア!!」

右手で連撃を繰り出しながら、ラモーが左の掌を突き出す!
魔王の左掌に蓄えられていた魔力が、紅い光の矢と化して少女剣士に殺到する。
至近距離から放たれた10本近くも有る魔力の矢を、しかし女戦士は斬撃を受けながら全て弾いた。

どがぁッ!! ズガ ずガ ズガァアああアアンンン!!!!

「ぐはァあああああっ!!!」

少女の持つ剣に触れた光の矢が、見事な角度で反射し巨妖の顔面に突き刺さる。
複数の爆発にヨロけた妖魔の腹部を、光の長剣が薙ぎ斬り裂く!

「うがァああああああああッ!!! くッ! この…、 この小娘がァあアア!!」

吼える魔王の赫い眼を 真っ直ぐに見つめ返し、キャロンが聖剣を青眼に構える。
少女の持つ伝説の剣 『 リバースの剣 』は、刀身に加えられた あらゆる力を、瞬時に逆転・反射させる特殊能力を備えているのだ。
物理的圧力、魔法の力を問わず反射させる聖剣の存在こそが、体力で圧倒的に劣るキャロンが多くの魔物たちを打ち破って来た秘密だった。

ブゥウウウウンンン!!! がきィイイイイイイイイぃンンっっ!!!!

腕力では絶っ対に敵わないであろう巨妖魔の重撃を、吹き飛ぶ事もなく細身の剣が受け止める。
腕力・質量を必要としない剣の遣い手に少女が選ばれ、防御力よりも極端にスピードを重視する鎧を身に纏う理由がここに在った。



一時間近くも打ち合いさしもの魔王にも濃い疲労の色が見え始めたが、キャロンの消耗もまた激しい。
雑魚と違って防御も巧い妖魔の王は、力押しだけの部下たちよりも次元が違うと感じる程遥かに強かった。
強敵を相手に一発も喰らう事を許されないプレッシャーが精神を擦り削り、少女自身の体力も限界に近かった。

ブンっ!! ばき ドガぁあああああ!!

「きゃあああッ!!? 危ないっ!!」

動き廻り様々な場所を破壊しながらも繰り広げられた死闘は、既に城の大広間だけに留まり切れなくなっていた。
大きな風穴を空けた石壁をさらに破砕し、隣りの部屋までも達した黒妖剣が爆片を撒き散らす。

隣りの部屋は、どうやら魔王軍に捕らえられた少女たち用の牢屋だったらしい。
鉄鎖で石床に連結された半裸の少女が、突然の災厄に頭を抱えて地面に伏せる。
少女たちに降り注ぐ石片を弾きながら、庇う様に廻り込んだキャロンの身に またも大剣が襲い掛かる。

ぎィイイイイインンン!!!

「 クぅウううううッ!! なっ!?ええェぇっッ!!?」

シュルシュルシュルルるルルル……

降り下された黒刃を受け止め、鍔競り合いの体勢で固まった勇者の身に 触手が幾重にも巻き付く。
愕然として後ろを振り向くキャロンの肢体に絡まり付く触手群は、彼女が庇った虜囚少女たちの口から溢れ出ていた!

「そヤツ等には 既に我の種を植え付けてある。残念だったな、勇者さま。」

後ろから四肢を固定された聖剣士の手中の剣を、巨大な掌が力尽くで奪い取る。
唯一の勝機を奪われ 身動きすらままならない少女剣士に、黒妖剣が変化した極太触手が巻き絡む。
棒立ち状態で両腕ごと巻き縛られた処女勇者を勝利を確信した妖王の触手が縛り上げる!
ラモーの右腕と一体化し、巨大な黒蛇と化した魔物の大剣が華奢な肢体を圧搾する。

めきィ!メキメキ みりぃ!! みしみしミシシぃィィ!!!
「おガぁああアああああァアアあああああぁああああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ!!!!!」

極限の獄縛にキャロンが悲鳴をあげる。 声を出す端から締めあげられ、息を吸う事が出来ない。
万力のような触手の力の前には、声を堪らえようとする少女の努力も まったく虚しいモノだった。

絶叫に酸素を奪われ 敗北を悟りながらもキャロンが 妖王を睨みつける。
捕らえた少女たちに 触手を仕込むような悪行に対する憤憎が、いまだ剣士の瞳の奥底に渦巻いていた。

「気に入らぬな。 貴様等 ニンゲンが我等に向ける目は、常に恐怖と服従に満たされていなくてはならぬ。
まぁ、これからゆっくりと時間をかけて 教え込んでやる、楽しみにしておれ リバースの剣士よ。」

ミシ! みし! ミシミシぃ!!! メリめり ミキキきィィッッ!!!
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ぉぅっ!!〜〜〜〜っォっっっぁぅあ゛っ!!!!!!!」

己の骨の軋むイヤな音を聞きながら、戦士の意識は 闇に落ちていった……

【 A 】

ギギぎギィぃ…… ガシャあアアぁーーーーンンンっ!!


「「「「「 ワぁァーーーーーーーーーーっっ!!!! 」」」」」


「……… ……………ぅ…………………………ぁ……?…… 」

軋みをあげて開く大扉と、暗闇を切り払う照明の強い光、流れてくる雑多な歓声が少女の意識を徐々に闇から現世へと覚醒させる。
意識を取り戻したキャロンの瞳にまず飛び込んで来たのは、大きな大きな木製の扉だった。
唸りをあげ左右へと開いてゆく城門のような大扉は、一度に数人が肩を並べて通れそうな程巨大だ。
ブ厚い扉に遮られていた向こう側の音と光が、闇と静寂に包まれていたキャロンの意識を急速に現世へと引き戻してゆく。

ガラガラガラ ガラガラ…

「「「「「 ワァぁァァーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!! 」」」」」


開かれた大扉の先に待っていたのは、見た事も無いほど巨大な闘技場だった。
至る所に備え付けられた篝火が室内と思えぬ程の光量を生み出し、広大な地下空間を余す所無く光で包んでいる。
円形の砂の大地を囲む 階段状の観覧席は、ラモーの部下と思しき大量の妖魔たちで 超満員に埋め尽くされていた。
赤や緑、汚らしい紫色など… 毒々しい色で満たされた客席の最前列が白いのは、裸のまま前屈みで犯されている多数の少女たちの肌の色だ。
猿轡を噛まされ 手首を手すりに固定された侍女や村娘が、最前列の妖魔にバックから責められ 苦しげに呻いている。
滑車付きの拘束台に縛りつけられた半裸の女戦士が 情け無い格好のまま入場して来ると、場内のボルテージは いよいよ最高潮に達した。


「「「「「 っっワあああああァあああぁああああァァーーーーーーーーーーーーーーーッッッッ!!!!!!!! 」」」」」

「フフフフ、大した人気ぶりだな。 皆の期待に応えるような 胸のすく絶叫を、よろしく頼むぞ 剣士サマ。」

「 ………………………… …………ギリリぃ…… 」

うつ伏せに寝かされたキャロンが、闘技場の中央で待ち受けていた魔王を睨む。
まだ反意を失ってはいないが、直径2mほどの大岩を抱くように うつ伏せに寝かされ
手首足首を拘束された状態では、相手を睨む以外 どうしようもない。
亀のような姿勢で固定されたリバースの剣士は、まばゆい肢体を覆うビキニ鎧を剥ぎ奪われたまま、満場の妖魔の前に引き摺り出されて行った。



ヒューーヒューーーー♪ ピゥぅーーーーイイっ♪♪


晒された尻丘に 下卑た視線が集中するのを感じ取り、女勇者が可愛い顔を 朱に染める。
目尻に光るモノを浮かべながら……、それでもなお 少女は事態の元凶たる蒼妖を睨み続けていた。

「 フフフ… 状況は理解したようだな。 伝説の剣士殿もこうなってしまっては、流石に憎まれ口を叩く余裕など無いか?」

一転して 余裕綽々のラモーが、いやらしく嗤う。
大広間での激闘で、全身を斬り裂いてやったと云うのに その傷もキレイに復元している。
ピンピンしている魔王を見て、勇者の視線が ひと際険しいモノへと変化する。
あれほど斬り刻まれた傷痕が跡形も無いと云う事は、すなわちラモーが また誰かの精気を吸収し、回復に充てたという事だからだ。

「クックック!何を怒っておる。 あいにくと今の貴様に 他人の身を案じるような余裕など無いぞ?」

ぐぐぐグぐ…… みしみしィ!! メリメリめりぃッ!!
「 ぁがああァっっ!!? 」

キャロンの身体の下にある大岩が、生き物のように蠢めきながら変形する。
固い岩肌が 見えない巨人の手によって引き伸ばされるかのように、いきなり縦方向に 著しく伸長したのだ。
四肢の聖鎧はまだ残されてはいるものの、その上から取り付けられた拘束具は 完全にキャロンの身動きを封じ込めてしまっている。
鎖の限界を超えて膨張する魔岩に圧し上げられ、 枷具が手足に喰い込む激痛に 裸剣士が美しい顔を歪めた。

めきめきメリぃ!! みしみし みシシぃぃ!!!
「〜〜〜〜〜〜〜っっっ!! ッッ!! ぃグうガぁあああっァっ!!! 」

ぞブんんっっ!!!! ゴリ!ゴリぃ! メリリりリィィ……
「 っっぃっィィ!!? ほォあアがぁあああアああああァああああああああああッッ!!!!!」

強制的に高々と掲げさせられていた尻丘の秘菊に、前触れすら無く 巨大なイボ触手が深々と捻じ挿れられる!!
突然の出来事に 瞳を裏返した美少女が激痛を生み出す肛孔に目を向けるのと、凶根の『破裂』とは ほとんど同時だった。



ぼぐぅうううっっ!!どプ ごぷ!ドクドプどププ! ドドドプ ゴぽぽぽぽぽぽぽぽォっっ!!!
「 っっッっ!!? ひッ…、 アひぃィぃぃ!? はアぁギぃいいぁい゛いィいいい゛いい゛イ゛ぃい゛い゛い゛〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ!!!!!!! 」



鉄鎖に引き絞られ のたうつ事すら許されない処女剣士の尻腔で、膨張した瘤肉蛇が 連続して濁粘塊を吐き散らかす!
反動で蛇頭が暴れ狂うほどの獄射撃が、瞬く間に狭い肉孔内を 完全に満たし尽くした。

放出を終え そのまま攪拌作業へと移行した肉杭のもたらす衝撃に、アッサリと後ろの処女を貫かれた伝説の勇者が 泪瞳を裏返らせ 金魚のように唇をパクつかせる。
いきなり過ぎる凶行に、己が身に施された虐辱すら理解出来ていないであろう悶絶少女の耳元で、魔王が静かに囁いた。

「クックック、苦しいかぁ!? 残念だが こんなモノは宴の前の、ほんの座興に過ぎん。
今からケツ穴を犯す この触手を抜いてやる。 しかし、注がれた精液は一滴たりともコボしてはならぬぞ。
 もし貴様が この禁を破れば、見物しておる侍女どもが どうなるか…… 解るな?」

哭き喘ぐ絶叫剣士の顔色が、一瞬にして 蒼く染まる。
まともに返答すら返せない獲物の反応に気を良くした魔王は、瞳を輝かせ 更なる凌辱を開始する。
ロクにのたうちまわる事さえ許されず、掲げ上げた尻丘をひたすら振り揺する戦士の菊穴から 触手がごくゆっくりと引き抜かれてゆく……

「っっか! ひぎィいヒいいいいいいッ!!! やめッ!! オあ゛ア゛あ゛ぁァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ゛ぁ゛っっ゛!!!!!!!」

わざとナメクジのように ゆっくりと…、 瘤杭が括約筋を巻き込みながら ゾリゾリと巻き戻される。
幾重にも連なる瘤傘が、逆棘のように張り出して襞壁をこそぎあげ 執拗に菊皺を捲くりあげ 擦りたてた。

「おガぁああアあぁああああああああッ!! ふギぃ!ふひィ!!あヒひィいいイいィイイイイイッ!!!!!」



内臓ごと引き摺り出されるかと思うほどの酷辱の嵐の中、恐怖と肉悦に呑まれかけながらも 脅された勇者は必死に皺肉を締めつけざるを得ない。
肛華で沸き上がる未知の感覚に 完全に圧倒されながら、それでもキャロンの精神は 頑くなに敗北を拒否し続けた。

キュッ!! きゅグっ!! ぞりゾリゾリぃィィ!!
「 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっァっ!!!!! 」

「フハハハハ! さすがは勇者サマだな! 摩擦が強まるのも顧みず、他人の為に 必死でケツ穴を締めつけおるわ。
そぉだああ!いいぞぉお!! そう簡単に 墮ちてくれるなよォおおおおおッ!!?」

ズン!ぞりゴリぐりりぃいいいいッ!!!
「っっ!!! ぴぎィいイイぃイああぁあああアあァァっっ!!?」

少女の抵抗力を見極めた魔根が、殆ど抜けかかっていた剛体を押し戻し 再び不浄の孔を逆流して来る!
擦り磨かれた薄ピンクの窄まりが、再び突進して来たイボ根に巻き捲られ 拡げられ 音をたてて抉り抜かれる。
結局、三往復も余分に前後した瘤杭に 皺襞を乱暴に掻き穿じられ、ようやく杭根から解放されたキャロンは 最早まともに叫ぶ事も出来ないような状態だった。

にゅるるる… ぬポぽぽぽンっ!!!

「 っっ!! ………っっっィっっぁっ!!!!!………………ガ……… ……」

ガクガクと痙攣する勇者が 息も絶え絶えに反り返り、崩れ落ちた裸身が 肛悦の余韻に打ち震える。
だが、神経が灼き切れるかと思うほどの凶辱を耐え凌いだ戦士を待っていたのは、休み無しで襲い掛かる さらなる淫獄の宴だった……





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